組合について

理事長あいさつ


令和6年元旦に起こった能登半島地震から一年が経過しましたが、被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げますとともに一日も早い復興を心から願っております。


さて、2024年は新型コロナウイルス感染症対策の緩和とともに、経済活動が活発化し、私たちの業界においても様々な変化がありました。DX推進やAI技術の進展は目覚ましく、政府の推奨する働き方改革推進やビジネスモデルの変革を加速させました。しかしながら、世界的な経済情勢は依然として不安定であり、インフレやサプライチェーンの混乱など、様々な課題もあり、経済が鈍化し世界的に成長率が低迷しました。
日本経済は、個人消費や設備投資が底堅く推移しましたが、世界経済の減速や円安の影響を受け、輸出は伸び悩みました。そして円安の影響により、石油や海外から仕入れる資材のほぼすべてが価格高騰し、消費者も肌で感じるほどの物価高となりました。賃金関連に関しては、春闘では、企業の業績回復を背景に、賃上げ要求が活発化しました。政府も賃上げを後押しするため、様々な政策を打ち出しました。結果として中小企業においても賃金値上げの動きも顕著です。
2025年は、インフレが落ち着き、世界経済が回復基調に向かうと予想されています。しかしながら、地政学的なリスクや気候変動など、依然として多くの課題が残されています。
上記のようなトレンドに対し我々中小企業は、これらの課題に対応するために、デジタル化を加速させ、新たなビジネスモデルを構築していく必要があります。 2025年 中部アイティ協同組合はこの変化の激しい時代を乗り越え、会員皆様を支援するべく以下のことにチャレンジしていきます。

  • ・ビジネス機会の創出: 組合員同士の連携を促進し、新たなビジネスチャンスを創出します。
  • ・情報共有の強化: 最新の技術情報や業界動向をタイムリーに共有し、会員企業の皆様のビジネスに役立つ情報を提供します。
  • ・福利厚生の充実:会員の皆様を様々な福利厚生サービスやイベントでサポートします。
  • ・様々な補助金等の情報提供: 経済産業省や厚生労働省の情報をわかりやすく会員に情報提供します。
  • ・中部と首都圏の架け橋になる組合運営を目指します。
  • ・平成19年度より行っている「夢プロジェクト(採用啓蒙事業)」を変化させ継続し、地域の小中学校との連携、また商業高校、専門学校や大学に対して、インターンシップ展示会を開催し、採用支援活動を行います。


私たち組合は、最新の情報発信と有益な組合活動を推進していきます。
これらの活動を軸に、今後も情報サービス業界と組合企業の発展に寄与できるよう尽力して参ります。皆様におきましては様々なイベントにご参加いただけますよう、又ご協力と暖かい温かいご支援をよろしくお願いします。

代表理事 稲葉弘承

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